こんにちは、mioです。この記事では、サンダルウッド・フランキンセンス・ベンゾイン・ミルラ(没薬)の4つの精油について、香りの特徴と私の使い方をお伝えします。
どれも個性の強い香りなので、好みが分かれるかもしれません。最初にかいだ印象で「苦手」と決めてしまっても、久しぶりに使ってみたら「今は意外と好きかも」と感じることもあるんです。気になる香りがあれば、もう一度かいでみてくださいね。
サンダルウッド・フランキンセンス・ベンゾイン・ミルラの香りをひと目で比べる
4つの精油の香りのタイプと、私が香らせることの多い場面を並べると、次のようになります。
| 精油 | 香りのタイプ | 私が香らせるのは |
|---|---|---|
| サンダルウッド | 甘くしっとりした木の香り | 静かに自分と向き合いたいとき |
| フランキンセンス | 甘さと温かみのある、神秘的な香り | 余分な気持ちを手放して、静かになりたいとき |
| ベンゾイン | 焼き菓子のような、甘く濃厚な香り | 心がささくれ立っている日・寒い冬 |
| ミルラ(没薬) | 苦みと辛みのある、薬のような香り | 花の香りのブレンドの調節役に |
香りの感じ方は人それぞれなので、「私にはこう感じた」くらいの目安にしてもらえたらうれしいです。試すときは、ティッシュやアロマストーンに1〜2滴たらして近くに置くのが手軽ですよ。

サンダルウッド|甘くしっとりした、白檀の香り
サンダルウッドは、甘くしっとりとした木の香りの精油です。日本では「白檀(びゃくだん)」の名前のほうがなじみがあるかもしれませんね。

寺院や宗教儀式で使われてきた、歴史のある香り
サンダルウッドは、古くから寺院や宗教儀式で使われてきた香りと伝えられていて、今も瞑想や祈りの場面で親しまれています。木の中心部分(心材)から採れる精油です。
私の使い方|静かに自分と向き合いたい日に
静かな時間に、自分自身や身の回りのことを落ち着いて見つめて、今やるべきことを整理したい。そんなときに、サンダルウッドを香らせることがあります。
ゆっくりくつろぎたい日は、ラベンダーやフランキンセンスと合わせることも。ヨガの時間に香らせると、すっとした静かな香りがとても心地いいです。
フランキンセンス|甘さと温かみのある、神秘的な香り
フランキンセンスは、どこか甘さと温かみを感じる、神聖な雰囲気の香りの精油です。

イエス・キリストの誕生に捧げられた香りとして有名
新約聖書には、イエス・キリストが生まれたとき、黄金・ミルラとともにフランキンセンスが捧げられたと書かれています。古代エジプトでは、燃やした香りを太陽神ラーに捧げたとも伝えられています。古くから神聖な儀式に使われてきたといわれる香りです。
私の使い方|甘さの加減で、サンダルウッドと使い分け
余分な気持ちを手放して、静かな気分になりたいときに、フランキンセンスを使っています。サンダルウッドと近いイメージですが、フランキンセンスのほうが甘さ控えめなので、甘さの加減で選んでいます。
私は甘すぎる香りがあまり得意ではないので、ブレンドするときは次のように組み合わせて、ほどよい甘さにしています。
- ゼラニウム・ローマンカモミール・オレンジなど甘い香りには、フランキンセンス
- サイプレス・ユーカリ・ティートリーなど甘さの少ない香りには、サンダルウッド
もちろん、甘い香りが好きな方は甘い香り同士で、甘さが苦手な方は甘くない香り同士でもいいと思います。ヨガやストレッチの時間に香らせるのもおすすめです。
ベンゾイン|焼き菓子のような、甘く濃厚な香り
ベンゾインは、焼き菓子やバニラのような、甘く濃厚な香りの精油です。安息香(あんそくこう)とも呼ばれ、安息香樹という木の樹脂から採れます。

同じ樹脂なのに、フランキンセンスとはまったく違う香り
同じ樹脂でも、ベンゾインはフランキンセンスとはまったく違う、お菓子のような甘い香りです。サンダルウッドやフランキンセンスのような神秘的な香りを想像してかいだので、私はびっくりしました。古くから貴重な香料として、儀式などにも使われてきたと伝えられています。
しばらくかいでいると、奥のほうにほんのり苦みも感じる、深く濃厚な香りです。同じ樹脂でもこんなに違うのかと、アロマテラピーの奥深さを改めて感じた香りでもあります。
私の使い方|心がささくれ立った日と、寒い冬に
ベンゾインの甘いお菓子のような香りは、心がささくれ立っている日にかぐと、やさしい甘さが心地よくて大好きです。オレンジやフランキンセンスとブレンドすると、甘くて温かい香りになるので、特に冬の寒い時期にぴったりだと思います。
シナモンやクローブなどスパイス系の精油を少し加えると、本当にお菓子みたいな香りになりますよ。スイーツが好きな方は、ぜひ試してみてくださいね。
ミルラ(没薬)|苦みと辛みのある、薬のような香り
ミルラは、苦みと辛みのある、薬のような独特の香りの精油です。「没薬(もつやく)」とも呼ばれ、ベンゾインの甘さとは正反対の香りですね。

フランキンセンスとともに捧げられた、歴史のある香り
ミルラも、イエス・キリストの誕生のときにフランキンセンスとともに捧げられた香りのひとつです。名前は「苦い」を意味する言葉に由来するといわれ、「マー」とも呼ばれます。
古代エジプトではミイラづくりに使われたと伝えられていて、「ミイラ」という言葉はミルラから来ているという説もあります。
私の使い方|単品より、ブレンドの調節役に
私は苦みのある香りが少し苦手なので、正直なところ、ほかの精油より使う回数は少なめです。単品で使うことはほとんどなく、香りが長く残るベースノートとして、ブレンドに使っています。
ローズなど花の精油と合わせると、華やかな甘さと苦みが合わさって、絶妙な香りになります。その日の体調で花の香りが強すぎると感じるときの調節役として、活躍してくれる精油です。ブラックペッパーと合わせると、香ばしいような面白い香りにもなります。
精油を使う前に知っておきたい注意点
今回の4つに限らず、精油を楽しむときは次の点に気をつけてください。※1
- 原液を肌に直接つけない。肌に使うときは必ず薄める
- 飲んだり、食べものに入れたり、うがいに使ったりしない
- 妊娠中・授乳中は、芳香浴以外は医師に相談する(芳香浴でも違和感があればやめる)
- 3歳未満の子どもには、芳香浴以外は行わない。3〜12歳は大人の量の10分の1程度から始め、多くても2分の1程度まで
- 医師の治療を受けている方や、薬を処方されている方は、かかっている医療機関に相談する
- 体調に異変を感じたら、すぐに使うのをやめ、医療機関を受診する
ベンゾインは粘りけが強く、寒い時期は固まりやすいので、温かい場所に置いておくと使いやすいです。ミルラは香りが強いので、少量から試してください。初めての精油は、ボトルや説明書の使用上の注意も読んでから使ってくださいね。
まとめ|個性の強い木・樹脂の香りは、なじみのある香りと合わせて
4つの精油は、どれも古くから儀式や祈りの場面で親しまれてきた、個性のある香りです。
- しっとりした木の香りなら、サンダルウッド
- 甘さ控えめの神秘的な香りなら、フランキンセンス
- お菓子のような甘い香りなら、ベンゾイン
- ブレンドの調節役なら、ミルラ
アロマを始めたばかりの方は、柑橘系やハーブ系など、ふだんからなじみのある香りから始めて、少しずつ取り入れてみるのがいいと思います。単品で苦手なときは、いつもの香りに少しだけ混ぜて、変化を楽しんでみてくださいね。精油は薬ではないので、苦手な香りを無理して使う必要はありません。
根から採れるベチバーや、スパイスのブラックペッパーは、「その他編」で紹介しています。
出典:※1 日本アロマ環境協会「よくあるご質問(アロマテラピーに関するQ&A)」

