精油(エッセンシャルオイル)

【アロマテラピー】精油(エッセンシャルオイル)の紹介 ~木・樹脂編~

アイキャッチ(木・樹脂編)

こんにちは。mioです♪

アロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)紹介もだいぶ後半になりました~^^

今回の「木・樹脂編」そして、最後の締めは「その他編」です。

締めが「その他編」って、何だかあれですが、分類的に他の分類とは少し違うかな~と思ったものをまとめようと思っています♪

ちなみに今回の「木・樹脂編」は、全部で4つのご紹介になりますが、どれも特徴的な精油なので、好みが分かれるかもしれません。

香り、つまり嗅覚って、人間の感覚の中でも、記憶に直結する感覚なので、一度香りを嗅いだときの印象で、好き・嫌いを判断すると、ずっと嫌いな印象が続いてしまいがちです (> <)

でも、改めて香り以外の面も見ていくことで、また違った印象を持って、久しぶりに使ってみたら「今は意外に好きかも!?」と新しい発見があって、楽しみの幅が広がることもあるので、ぜひ苦手かなという香りでも、もう一度見てみてくださいね♪

もちろん、それでもやっぱり苦手という場合は、薬ではないので、無理して使う必要はないので、ご安心ください^^

では、新しい発見の期待も込めて「木・樹脂編」の始まりでーす♪

木・樹脂系の精油(エッセンシャルオイル)一覧

イメージ(木)

皆さんは木というとどんなイメージを持ちますか?

軽いイメージではなく、歴史が長く、どっしりと安定している、そんなイメージが多いのではないでしょうか?

そのイメージ通り、木や樹脂系の精油は、心を落ち着かせ安定させ、心と身体の軸を整える助けをしてくれるものが多いです。

古来より、宗教や瞑想の際に使われてきたことも、そのような効果ゆえなのかもしれませんね。

そんな、木・樹脂系の精油(エッセンシャルオイル)として以下4種類をご紹介していきます!

  • サンダルウッド
  • フランキンセンス
  • ベンゾイン
  • ミルラ(没薬)

サンダルウッド ~特徴と効果・効能~

イメージ(サンダルウッド)

甘くしっとりしたウッディ調の香り  日本人には白檀としてお馴染み

サンダルウッドは芳香剤などにもよく使われているので、名前を知っている方も多いのではないでしょうか?
白檀という名前の方が有名かもしれませんね^^

サンダルウッドは木(心材)から抽出される精油です。

甘くしっとりとした木の香りは、古来より寺院や宗教儀式に用いられてきた、歴史ある香りです。

自分の内面を静かに見つめる手助けをしてくれる香りとして、瞑想や祈りなど、スピリチュアルな場面でも用いられることの多い香りです。

そんな、サンダルウッドについて、もっと詳しく見ていきましょう。

自分自身と向き合いたいとき、緊張や興奮状態になっているとき、セクシーさを高めたいときにも

深いリラックス状態に導くとともに、催淫作用も持ち合わせている香りなので、このような時におすすめです。

  • 心と身体を落ち着かせ、自分自信の内面を見つめたいとき 
     ⇒瞑想状態のような、深いリラックス状態に導き今いる現実と自分の内面を落ち着いて見つめる手助けをしてくれる

  • 緊張や興奮状態で、心と身体のバランスが乱れているとき 
     ⇒穏やかな鎮静作用で、頭だけで考えすぎてしまう状態から地に足をつけて物事を考えられる状態に戻す手助けをしてくれる

  • 日常の忙しさに囚われ、女性らしさ、男性らしさを忘れかけているとき 
     ⇒男女ともに性的な魅力を高めてくれる

膀胱炎などの泌尿器系の悩みや、咳やのどの痛みなど呼吸器系の悩みにも

血液やリンパなど、体液の循環を促す作用に加え、消毒作用もあるため、膀胱炎や尿道炎などに有効といわれています。
足浴や腰回りへのトリートメントとして、取り入れるといいですね。

また、炎症を静める作用や、痰の排出を促してくれる作用もあるため、咳やのどの不調、気管支炎など、呼吸器まわりの不調にもおすすめです。

「ユーカリ」や「ティートリー」など、免疫力を高めるとともに、呼吸器系の悩みに有効な精油とブレンドして利用するのも、いいですよ♪

スキンケアにもおすすめ

肌を柔らかくして潤す作用と、皮脂分泌のバランスを整える作用も持っているので、乾燥肌~脂性肌どんな肌質にもおすすめです。

特に、乾燥してゴワゴワし固くなった肌の改善に役立ってくれます。香りの効果でリラックスしながら、肌質改善もできるのは嬉しいですね♪

私はこんな時に使っています

イメージ(瞑想)

 

ゆっくり落ち着いた静かな状況で、自分自身を冷静に見つめ、今すべきことを整理したい、というような、自分自身、そして自分を取り巻く現実を客観的に見つめたいな、というときに利用することがあります。

それ以外にも単純に、とにかくしっかり、リラックスしたい!というときや、深く眠りたい!というときに、「ラベンダー」や「フランキンセンス」と合わせて利用したりもしています。

深いリラックス作用があるので、日常生活で頭の中や身体にたまった、もやもやしたものを無の状態にできるような、そんなイメージがあります。

ヨガをする時に利用するのも、とってもおすすめです。
ヨガとアロマ双方の効果で、精神が研ぎ澄まされるような感じが何とも心地いいです^^

あとは、女子力が下がっているときに、セクシーな香り代表の「イランイラン」と組み合わせて、個人的に「女子力超UP」の香りとしてひそかに取り入れたりもしています(笑)( *´艸`)
実際に女子力が上がったかどうかは自分では何とも言い難いですが、香りとイメージが結び付いて、女性ホルモンも活性化しますしね♪

深いリラックス作用で、心と身体のバランスを整え、自分をしっかり見つめてみたい、そしてちゃっかり女子力(男子力)もUPしたい、そんなときに、ぜひ利用してみてくださいね。

使用時の注意点

妊娠初期の方は利用を控えてくださいね。
(妊娠中期・後期の方も、利用の際は体調に十分注意してください。)

また、鎮静作用が強いため、重度のうつ病の方は、より落ち込んでしまう可能性がありますので、単品での使用は避けてください。
(利用の場合は、量を少なめにして、柑橘系など他の香りとブレンドするようにしてください。)

フランキンセンス ~特徴と効果・効能~

イメージ(フランキンセンス)

甘さと温かみを感じる神秘的な香り イエス・キリストに捧げられた香りとしても有名

フランキンセンスは、どこか甘さと温かみを感じつつも、神聖な気分に導いてくれる、そんな香りです。

新約聖書には、イエス・キリストの生誕時に、黄金とミルラ(没薬)とともに、このフランキンセンスが捧げられたといわれています。

また、古代エジプトでは、燃やした香りを太陽神ラーに捧げたともいわれており、古来より神聖な儀式に用いられてきました。

古代からの歴史と結びついた、とてもスピリチュアルな香りですね。

先ほどのサンダルウッド同様、深いリラックスや瞑想に適していますが、どのような効果があるのか、ゆっくり見ていきましょう。

乱れた心を整えたいとき、自分の軸がブレていると感じるとき、深いリラックスがほしいときに

深いリラックス作用とともに、心を浄化し、整えてくれる香りを持っているため、このような時におすすめです。

  • イライラ、ショック、パニックで心が乱れているとき 
     ⇒神聖さを纏う香りで、心を深く静め、本来の状態を取り戻す手助けをしてくれる

  • 現実に振り回され、自分の方向性が分からないとき 
     ⇒深くリラックスしながら、余分な思考に囚われず自己を冷静に見つめる手助けをしてくれる

  • 疲労が蓄積した心と身体をリラックスさせたいとき 
     ⇒深くリラックスするとともに、穏やかに心を励まし気力を与えてくれる

喉の不調や気管支炎・喘息、免疫力UPにも

痰の排出を促してくれる作用や、粘膜を鎮静させてくれる作用があるので、喉の不調や気管支炎、風邪のときに役立ってくれます。

また、免疫力を高めてくれる作用もあるので、身体が弱っているなと感じるときに利用するのもいいですね。

ヨガやストレッチに取り入れるのもおすすめ

呼吸を深くリラックスさせてくれるので、ヨガやストレッチとの相性も抜群です♪

フランキンセンスの香りに包まれながら、ゆっくりとした呼吸を意識しながらヨガやストレッチを行う、というのは相乗効果もあって、心地よい時間・空間を体験できると思いますよ^^

私はこんな時に使っています

イメージ(瞑想)

 

リラックスして、余分な感情を手放し、静かな気持ちになりたい。というときに利用しています。

先ほどご紹介した「サンダルウッド」も近いイメージですが、フランキンセンスはもう少し甘さが控えめなので、甘さの加減なども選ぶ基準にしています。

ブレンドする場合は、私自身、甘さの強すぎる香りがあまり得意ではないので、こんな感じで適度な甘みになるようにしています。

  • 「ゼラニウム」「カモミール・ローマン」「オレンジ」など
    甘さのある香り  + フランキンセンス

  • 「サイプレス」「ユーカリ」「ティートリー」など
    甘さの少ない香り + サンダルウッド

もちろん、甘い香りが大好きな方は、甘みのある精油同士でもいいですし、逆に甘さがダメな方は、甘さのない精油同士でもいいと思います。

ひとつのご参考として、見ていただければと思います♪

使用時の注意点

妊娠初期の方は利用を控えてくださいね。




ベンゾイン ~特徴と効果・効能~

焼き菓子みたいな甘~いバニラのような香り  スイーツ好きなあなたに

ベンゾインは「安息香樹」という木の樹脂から採取する香りです。

古来より、貴重な香料とし、儀式などにも用いられてきました。

「サンダルウッド」や「フランキンセンス」が歴史を感じる系の神秘的な香りだったので、その流れでベンゾインの香りを嗅ぐと・・・

びっくりしました(*゚o゚*)!!

何だか甘くて焼き菓子のような、とってもスイーツ系の香りなのです。
しばらく嗅いでいると、奥底に少~しほのか~な苦みも感じ取れるような・・・そんな甘く深く濃厚な香りなのです。

樹脂といっても、フランキンセンスとこんなに違いがあるのかと、アロマテラピーの奥深さと楽しさを再認識した香りでもあります^^
(ちなみに、この後登場するミルラ(没薬)は、スイーツとは真逆のとっても薬っぽい香りです。お薬好きな方はお楽しみに(笑))

そんな、他の精油とは、また一味違うタイプのベンゾインについて、もっと見ていきましょう♪

気持ちがピリピリしているとき、過労やストレスで人と話すのが億劫で引きこもりがちのときに

心を優しく滋養してくれる、甘く濃厚な香りなので、このような時におすすめです。

  • 気持ちがピリピリして、優しい気持ちが持てないとき 
     ⇒甘くしっとりとした濃厚な香りが、ピリピリした心を優しく癒してくれる

  • 過労やストレスにより、エネルギーが枯渇し、一人で閉じこもっていたい気分のとき 
     ⇒甘い香りに包まれながら、ゆっくり穏やかにエネルギー充填することで、気持ちを明るく、元気を取り戻す手助けをしてくれる

咳・声枯れ・気管支炎など呼吸器系の不調に

鎮静作用に加え、痰の排出を促してくれる作用があるので、喉に痛みを感じるときや、咳や声枯れなど呼吸器系の不調の緩和に役立ってくれます。

呼吸器系の不調に有効な「ティートリー」「ユーカリ」や「ラベンダー」とブレンドして使用するのもおすすめですよ。

スキンケアとしても有能

傷を癒す作用があるため、ひびわれ、あかぎれ、しもやけなどの悩みや、老化肌・乾燥肌に有効です。

スキンケア用のクリームを作って、利用するのもおすすめです♪

私はこんな時に使っています

イメージ(焼き菓子)

 

ベンゾインの甘いお菓子のような香りは、心がささくれ立っているときに、優しく満たしてくれる感じがして大好きな香りです (´∀`)

ストレスが溜まり、イライラするとつい、甘いものを食べたくなってしまいますが、甘いものに手を伸ばす前に、ちょっとこの香りを嗅ぐだけでも、心が満たされて落ち着いたりするので、余計なものを食べずに済むという点で、個人的にはダイエットにも役立ってくれています。

甘い香りだからという以外に、鎮静作用や、精神を安定してくれる作用がある成分が含まれているので、イライラ・ピリピリした気分が穏やかになっていくように感じます。

年中通して利用できますが、「オレンジ」や「フランキンセンス」などとブレンドすると、甘くて温か~い香りになるので、特に冬の寒い時期にはピッタリです♪

また、アロマテラピー検定では出てこない精油ですが、「シナモン」「クローブ」などのスパイス系の精油も加えると、本当にお菓子みたいな、とっても美味しそうな香りが出来上がるので、スイーツが好きな方はぜひとも試していただければと思います^^

アロマでお菓子のような香りもできるなんて、面白いですよね

使用時の注意点

妊娠初期の方は、利用を控えてくださいね。

粘度が高い精油のため、冬は固まりやすくなるので、温かい場所に置くようにしてください。

ミルラ(没薬) ~特徴と効果・効能~

イメージ(ミルラ)

苦みと辛味のある薬のような香り  フランキンセンスとともにイエス・キリストに捧げられた香り

ミルラは別名で「マー」もしくは「没薬」とも呼ばれます。

「マー」とは苦いという意味で、古来より宗教儀式や薬として非常に貴重な価値あるものとして用いられてきました。

先にご紹介した、フランキンセンスとともに、イエス・キリストの生誕時に捧げられた香りでもあります。

また、非常に優れた殺菌消毒作用を持っているため、古代エジプトではあの有名なミイラ作りに使われたといわれています。
ミイラという名前が、ミルラから来ているという説もあります。

これぞまさに歴史を感じる香りですね!

そんなミルラについて、詳しく見ていきましょう!

極度の不安や孤独を抱えているとき、強迫観念に囚われているときに

心に静けさと平和をもたらし、安定させる香りを持っているので、このような時におすすめです。

  • 極度の不安や孤独を抱え、悲しみに浸っているとき 
     ⇒ネガティブな感情から心を解放し、心に平穏を取り戻す手助けをしてくれる

  • 強迫観念に囚われているとき 
     ⇒すっと心の力を抜いて楽にしながら、精神を安定させ平静な心に導いてくれる

歯肉炎・口内炎・喉の痛み、風邪や花粉症、下痢にも

抗菌作用や炎症を抑える作用があるため、口内トラブルや喉の痛みにマウスウォッシュやうがい薬として利用することもあります。

また、水分を抑え乾燥させる作用があるので、風邪や花粉症、下痢といった水分過多の症状にも役立ってくれます。

スキンケアにもおすすめ

優れた殺菌消毒作用や、傷の治りを促す作用があるので、ニキビなど炎症のある肌や、あかぎれ・ひび割れに悩むときに、役立ってくれます。

私はこんな時に使っています

イメージ(薬ビン)

 

薬のような独特の苦みのある香りなので、個人的に苦みが苦手ということもあって、正直なところ他の精油に比べると利用頻度は低いと思います。

なので、基本的には単独で利用することはなく、ベースノートとしてブレンド用として使うことがほとんどです。

「ローズ」などお花系の精油と合わせると、華やかで甘い香りと苦みが合わさり、絶妙な香りが出来上がります。
体調によって、フローラルな香りが強すぎるな、と感じる時に調節役として活躍してくれます。

また、ちょっと変わった香りとしてスパイス系の「ブラックペッパー」と合わせると、お互いの辛味と苦みが中和して、ちょっと香ばしいような、どこか美味しそうな、面白い香りができたりします。

このような香りを、寒い時期に足浴法として利用すると、心を穏やかにしつつも、身体をしっかり温めて、活性化してくれるので、たまにはこんな香りもいいかな~と思います^^

苦みの強い精油なので、単独で利用するのが難しいなと感じるときは、他の精油の甘さ調節として取り入れてみると、丁度いい加減の香りに仕上がったりしますので、好みに合わせて調節してみてください♪

使用時の注意点

香りが強いので、少量で使用するようにしてください。

また、妊娠初期の方は利用を控えてくださいね。

(妊娠中期・後期の方も、利用の際は体調に十分注意してください。)

今回のまとめ

木・樹脂編として、4つの精油をご紹介しました。

どの精油も個性のある香りなので、柑橘系やハーブ系の精油に比べると扱いが難しいと感じる部分もあるかなと思います。

古来より、宗教との結びつきが強く、非常に歴史のある香り揃いなので、心と身体のバランスを取ること、気の流れを整える、チャクラを活性化するなど、スピリチュアルな面で非常に活躍してくれる精油たちだと思います。

初心者の方の場合は、先ずは柑橘系やハーブ系など、日常でなじみのある香りから始めてみて、少しずつこのような複雑な香りも取り入れていくことをおすすめします♪

独特の香りの場合、単独の香りは苦手と感じることもあるかと思いますので、そのようなときは、使いやすい香りに少しブレンドして、いつもの香りとの変化を楽しんでいくと、選択の幅が広がってとても面白いですよ^^

香りの選択肢を増やしながら、アロマテラピーの世界をもっともっと広げていきましょう!

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