アロマの知識

精油の機内持ち込み制限を調査!容量や危険物扱いとの関係は

アイキャッチ(精油の機内持ち込み)

こんにちは。mioです♪

旅行に行くとき、アロマを一緒に持っていくと、リラックスしたり、リフレッシュできたりして、いいですよね。

最近は、アロマもとても身近なものになりましたし、旅先で使えるグッズなどもたくさん出ているので、旅のお供にアロマを必ず持っていくという方も多いと思います。

ただ、飛行機に乗って旅行に行く場合、ちょっと悩みませんか?

そう、機内持ち込み制限です。

そもそも精油ってたくさん持っていってもいいの?
せっかく持っていったのに、空港で没収なんてならない!?

と私も最初に持っていくとき、とても不安になったので調べました。

ということで、今回は精油の機内持ち込みについての情報をご紹介していきたいと思います。

精油の機内持ち込みにおける扱いは?

精油の引火性

精油は危険物扱い?

アロマテラピー検定などで、勉強された方は、そういえば・・・と思うかもしれないのですが、精油は「引火性」「親油性」「揮発性」という特徴を持っています。

  • 燃えやすい(引火性)
  • 油に溶けやすい(親油性)
  • 蒸発しやすい(揮発性)

機内持ち込みにおいて注意しなければならないのは、「引火性」です。

火に燃えやすい性質を持っていることから、機内持ち込みについては、引火性の液体として「危険物」に含まれています。

国土交通省のホームページに、危険物についてはこのように記載されています。

航空法では爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、その他人に危害を与え、または他の物件を損傷するおそれのあるものを「危険物」とし、航空機による輸送及び航空機内への持ち込みを禁止しています。そのような危険物の中には、一定の数量制限の下機内持込み手荷物かお預け手荷物として運べるものもあります。

引用:国土交通省「機内持込・お預け手荷物における危険物について」より抜粋   

精油は危険物だから機内持ち込みはできない?

精油は燃えやすいので、危険物にはなりますが、だからといって持ち込めないという訳ではありませんので、安心してください。

ヘアスプレーなど、他の引火性の高いものと同じく、用量をきちんと守れば問題なく、持ち込むことができます。

もちろん、機内持ち込みに限らず、預け入れもできます。

では用量について、見ていきましょう!

精油の機内持ち込み・預け入れの容量制限について(国内線)

精油を含めた、危険物の取扱については、こちらの国土交通省のホームページにリストがあります。

国道交通省 機内持込・お預け手荷物における危険物について

機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例(リスト)

ちなみに、精油やエッセンシャルオイルという名前では記載されていません

リストの中の『①化粧品類』の中にアロマオイルとして表記されています。

精油(エッセンシャルオイル)とアロマオイルは厳密には異なるものなので、アロマテラピーに詳しい方ならちょっと違和感を感じてしまいますが、危険物の取扱においては「アロマオイル」という表記になります。

そして、精油の容量制限についての考え方は以下のようになっています。

  • 1容器あたり、0.5ℓまたは0.5kg以下
  • 1人あたり、2ℓ又は2kg以下(※)

    ※1人あたりの数量は、化粧品類、医薬品・医薬部外品およびスプレー缶の合計数量

国内線の場合、機内持ち込み、預け入れとも共通で上記の適用になります。
(国際線の場合、機内持ち込みの容量制限が厳しくなりますので、上記とは異なります。)

精油の場合、精油ビンを直接持って行くケースが多いと思います。

まず1つ目の「1容器あたり0.5ℓまたは0.5kg以下」についてですが、通常お店で購入する小さな精油ビンであれば、5ml~多くても20ml程度かと思いますので、特に問題にはならないと思います。

業者の方や遠方で講義をする方など、もし大きな容器で持ち運ぶ可能性がある場合は、容量に注意してください。

個人で旅行に持っていくレベルであれば、まず心配ない容量だと思います。

少し注意しなければならないのは、2つ目の「1人あたり2ℓ又は2kg以下以下」です。

これは、精油だけの合計量ではないということに注意が必要です。

先ほどのリストに掲載されている危険物のうち、以下の種類に当てはまる物の合計容量になります。

  • 化粧品類
  • 医薬品・医薬部外品
  • 上記以外のスプレー缶

化粧水に洗顔フォームに日焼け止め、マウスケア用の洗口液や制汗スプレーなど、あれこれ持っていきたくなりますが、これらのものとの合算容量になりますので、1容器の容量はOKなのに、合計量をうっかり超えてしまった・・・なんてことにならないよう、注意しましょうね。




精油の機内持ち込み、預け入れの問い合わせ時は「アロマオイル」の呼び方で

アロマテラピーを楽しんでいる方は、普段「精油」や「エッセンシャルオイル」と呼ぶことが多いと思います。

アロマテラピー検定でも、上記の名称で表記されています。

ただ、先ほどの危険物リストでは「アロマオイル」という名称で記載されていますので、もし航空会社への問い合わせや、空港で説明が必要になった際は「アロマオイル」と表現するのが無難かと思います。

「精油」や「エッセンシャルオイル」という表現では、何のことか上手く伝わらない可能性があります。

本当は違うものなんだけどな・・・とちょっと複雑な気持ちもありますが、アロマテラピーは、海外に比べ日本はまだまだ発展途上の部分も多いですので、ここは分かりやすく名称を統一しているということで理解しておきましょう。

いずれにしても引火性があるという点では、同じですからね。

精油の機内持ち込み制限 国際線は航空会社ごとにルールが異なるので注意!

国内線の取り扱いについては、上で説明した通りですが、国際線の場合は、航空会社ごとにルールが異なるようです。

危険物の取り扱いについては、利用する各航空会社の最新情報を確認するようにしましょう!

何れにしても、精油はスプレー同様、引火性があり危険物扱いになる!ということは覚えておきましょうね!

ルールを守ってアロマと共に素敵な旅を☆

精油は危険物の扱いにはなりますが、精油ビンに入っている量は大体5mlくらいですし、他の危険物の量が多くなければ、容量オーバーになる心配はないと思います。

もし確認があったときに備えて、バラバラにしておかず、ジップロックなど一つの袋にまとめておくと、サッと出せていいと思います。

香りが強いので、密閉できる袋は液漏れした際の対策にもなりますね。

ルールを守って、安心して旅先にもアロマを持っていって楽しみましょう♪

アロマは旅先でのリラックス、リフレッシュをサポートしてくれる心強い味方なので、ルールを守って、ぜひ旅のお供に連れていきましょう!

▽▼▽ 旅先でのおすすめアロマについては、こちらでご紹介しています ▽▼▽

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今回のまとめ

今回は精油の機内持ち込みについて、ご紹介しました。

飛行機に乗る時って、初めて持っていくものがあると、持ち込みのルールなどを調べている内に時間があっという間に経って、なかなか準備が進まなくて困ってしまいますよね。

アロマはここ最近、急激に普及してきているので、呼び名も含め、他の物に比べるとルール整備がまだまだ追いついていない部分が多いと感じます。

国内線の取り扱いについても、以前は明確に定められていませんでした。
今は記載されるようになったので、だいぶ分かりやすくなりましたね。

旅行に行かれる際の、ご参考になれば、嬉しいです

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