こんにちは。mioです♪
今回は「葉っぱ編②」です。 前回に引き続き、アロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)のうち、葉っぱ系の精油について、ご紹介していきます。
▽▼▽ 前回の「葉っぱ編①」はこちら ▽▼▽

今回ご紹介する精油はこちら。
- サイプレス
- ジュニパーベリー
- メリッサ(レモンバーム)
- パチュリ
Contents
葉っぱ系の精油(エッセンシャルオイル)一覧
サイプレス ~特徴と効果・効能~

シャープでスッキリとした木の香り 古来より寺院や墓地に植えられる神聖な木
サイプレスはシャープでスッキリとした木の香りを持っています。
古来より寺院などに植えられ、『弔いのハーブ』としてその香りが使われていました。
神聖な木という名にふさわしく、ショックな出来事や喪失感で感情の起伏が激しく、高ぶりすぎているときに、冷静さを取り戻してくれるような、本当に落ち着いた香りです。
感情面だけではなく、身体への作用として、リンパの流れを促してくれる作用があるので、むくみやデトックスに、とてもおすすめの精油です。
心や身体から、余分なものを削ぎ落して、浄化してくれるような精油なのです。
感情が高ぶりすぎて現実が見えなくなっているとき、考えがまとまらないとき
シャープで落ち着いた木の香りは、心を落ち着かせ、平静さを取り戻す手助けをしてくれるので、このような時におすすめです。
- 感情の起伏が激しいとき
⇒心のバランスを整え、安定させることで、平静さを取り戻し、現実を受け止める手助けをしてくれる - 気持ちがあちこちにいってしまい、考えがまとまらないとき
⇒副交感神経の働きを高めることで、呼吸を整え、意識を集中し、気持ちや考えをまとめる手助けをしてくれる
更年期や月経トラブル、むくみ対策やダイエットにも
収れん作用があるので、ほてりやのぼせといった更年期による不調にもおすすめです。
また、体液のバランスを取ってくれるので、月経過多の場合にも役立ってくれますよ。
体内の余分な水分や老廃物を排出する作用に優れているので、むくみ対策やデトックスをしたいときには、選んでおいて間違いのない精油です♪
同じく、デトックス作用のある「ジュニパーベリー」と組み合わせて使うのもおすすめですよ♪
汗ばむ季節のボディケア、スキンケアにも
制汗作用やデオドラント作用もあるので、汗ばむ季節にボディスプレーやローションとして、利用するのもおすすめです。
収れん作用があるので、脂性肌や赤みのある肌のケア、頭皮のベタつきケアにもいいですよ。
私はこんな時に使っています

足のむくみ対策をしたいときは、必ずといっていいほど、登場してもらっています♪
「ジュニパーベリー」と合わせて使うことも多いです。
香りの面でも、シャープな木の香りを嗅ぐと心と身体から余分なものが流れ出ていくような、そんな感覚がするので、とても気持ちいいです^^
特にジメジメした梅雨の時期や、うだるような暑さの夏の時期には、心も身体も何となく怠く重く感じてしまうので、そんな時にサイプレスを使うと、森林浴をしているような涼しげな気分にしてくれるので、愛用しています。
逆にシャープな香りは、冬などの寒い時期には、単体で使うと少し寒いなと感じてしまうので、そんな時は「オレンジ」や「カモミール・ローマン」など、甘みと温かみを感じる精油をブレンドします。
やっぱりむくみは1年通しての悩みですからね・・・(´へ`;)
ヒールで疲れ切った脚を労わりながら、いい香りでリラックスもできる、身体と心の両方を満たしてくれるところが、アロマの魅力です♪
むくみやデトックス用に手元に置いておくと、きっと役に立ってくれますよ
使用時の注意点
妊娠初期の方は、利用を控えてくださいね。
ジュニパーベリー ~特徴と効果・効能~

ウッディーな香りの中に少しの甘さと辛味&スモーキーさも感じる香り 洋酒ジンの香りづけにも
皆さん、お酒は好きですか?
ビールや日本酒・・・ではなく、ジンの香りと聞いて、ピンときますでしょうか?
ちなみに、私はジンは知っていましたが、この植物が香りづけに使われていたことは、アロマテラピーを勉強するまで、全く知りませんでした。
言われてみれば、何となくそんな感じがするような・・・しないような・・・という感じでした。
ウッディー調だけれども、ピリッとした辛味とほのかな甘みもあって、さらに燻製のような香りもするといった、とても一言では表しきれない絶妙な香りを持っているのが、このジュニパーベリーです。
先ほどご紹介した「サイプレス」同様、デトックス作用に優れています。
サイプレスの本当に落ち着いた香りに比べると、こちらは辛味があるため、私の中では、浄化した上で刺激を与え活力を引き出すというイメージがある精油です♪
ネガティブな感情で心がもやもやしているとき、意志が弱くなっているとき
不安などのネガティブな感情をとりのぞき、ストレスに負けないチャレンジ精神を高めてくれる香りなので、このような時におすすめです。
- ネガティブ思考で心がもやもやするとき
⇒シャープでスッキリとした香りで、もやもやした気持ちを浄化しつつ、刺激を与え行動を促してくれる - 精神疲労やストレスで、心がくじけそうなとき
⇒心と身体から不必要なものを出し、気持ちを切り替え物事に立ち向かう意志や決意を高めてくれる
デトックスによる疲労回復、肩こりや腰痛にも
刺激を与え、活性化して新陳代謝を高めてくれるので、デトックスによる疲労回復におすすめです。
また、鎮痛作用や炎症を抑える作用もあるので、肩こり、腰痛、関節炎といった筋肉の痛みや炎症にも役立ってくれます。
「サイプレス」同様、身体の余分な水分や老廃物の排出を促してくれる作用もあるので、もちろんむくみ対策にもおすすめですよ♪
私はこんな時に使っています

「サイプレス」とともに、むくみ対策の2大巨頭として活躍してくれています♪
デトックスという意味では「サイプレス」とよく似ていますが、「サイプレス」が心と身体から余分なものを出し切ってフラットな状態にし、冷静さを取り戻すイメージだとすると、この「ジュニパーベリー」は余分なものを出してから活を入れて、チャレンジ精神を呼び覚ましてくれるようなイメージです。
とにかく余計な力を抜いてゼロベースにしたいときは「サイプレス」、すぐに立ち上がる気力がほしいときは「ジュニパーベリー」、というようなイメージで使い分けるときもあれば、単純にその時の香りの好みで選んだり、ブレンドして両方を取り入れるときもあります。結構気まぐれなんです(笑)
悩みを抱えているからアロマでリラックスしたいのに、効果に囚われてどれを使おうか、あれこれ悩みすぎてしまったら本末転倒ですものね^^
デトックスしたいな~という時に、いつも同じ香りだと飽きてしまうので、似た作用は持っているけれど、香りが違う精油を持っておくと、香りのレパートリーが増えて楽しいな♪という感覚でよいのかなと思っています♪
「ジュニパーベリー」は甘みと辛味があるので、特に寒い時期には、シャープな香りの精油の中でも、活性されて温まる感じがして、使いやすいです^^
使用時の注意点
妊娠中の方は利用は避けてくださいね。
また、腎臓への作用があるので、腎臓疾患のある方は利用は控えるようにしてください。
メリッサ(レモンバーム) ~特徴と効果・効能~

レモンに似た爽やかさと豊かな甘み 心を満たして優しく穏やかに
メリッサは、「レモンバーム」という別名を持っています。
その名の通り、レモンによく似た香りを持っています。
レモン、というと、葉っぱ編①で登場した「レモングラス」もレモンのような香りでしたよね。
私の中では、このような印象です♪
- 「レモングラス」 → レモン+グリーンでスッと爽やかに
- 「レモンバーム」 → レモン+甘みで優しく豊かに
- 「レモン」 → 果実のフレッシュさでシャキッと爽快に
同じレモンでも、酸味や甘さ、グリーンさなどその他の要素のバランスで印象がだいぶ異なるので、気分や体調によって使い分けるのがBestです♪
私はこのようなイメージですが、皆さん、それぞれ受け取る印象が違うと思うので、興味のある方はぜひ、自分はどのように感じるかな?と、試してみてくださいませ^^
このメリッサは昔から、強心剤など生命力を高める万能薬として使われており、中世の修道院ではメリッサ水として親しまれていたそうですよ。とても歴史を感じる植物ですね。
では、さっそく「メリッサ(レモンバーム)」について、詳しくみていきましょう!
突然のショックやパニック、うつや躁の状態、身体も心もクタクタで些細なことにイライラしてしまうときに
気持ちを落ち着かせながら、元気づけ、内側から豊かに満たしてくれる香りなので、このような時におすすめです。
- 突然のショックやパニックで混乱状態に陥っているとき
⇒感情のバランスを整え、気持ちをおさめてくれる - 自分の中で感情がコントロールできず、うつや躁状態のとき
⇒心を落ち着かせながら、活性化して元気づけ、明るく高揚させてくれる - 心身ともに疲れ、些細なことにイライラしてしまうとき
⇒豊かで甘い香りが、優しい気持ちを取り戻してくれる
ストレスによる消化不良・吐き気、月経痛、筋肉痛などの痛み、不眠などのお悩みにも
痛みを鎮静する作用があるので、月経痛や肩こり、筋肉痛にも役立ちます。
また、胆汁の分泌や消化を高め、肝臓や胃腸の働きをサポートしてくれるので、ストレスによる消化不良や吐き気を感じるときにも、おすすめです。
レモンに似た香りなので、吐き気を感じるときは、香りの面でもスッキリできます。
感情のバランスを整えて、安心させてくれる香りの効果で、不眠などストレスによるお悩みにも役立ってくれますよ。
私はこんな時に使っています

レモン系の香りがいいけれど、優しい感じの香りがいいな、と思ったときは、このメリッサ(レモンバーム)を使います。
「レモン」や「レモングラス」と比べると、一番甘みとまろやかさを感じるので、疲労感をスッキリさせる他にも、ストレスや嫌な事でイライラする気持ちを通りこして、ふさぎ込んでしまう気分になった時に欲しくなる香りです。
私の場合、「レモン」や「レモングラス」は日常的に仕事や家事など、毎日蓄積する心身の疲れを癒すために使います。
「メリッサ(レモンバーム)」は、忙しすぎて疲れが溜まりすぎてしまい、心がすり減ってしまったときや、特に心にダメージを受けるような出来事があった時に、心のダメージ回復を図るようなイメージで使っています。
もちろん、日常的に、ふと使いたい時に使うこともありますよ~^^
日常的に・・・といったものの、この「メリッサ(レモンバーム)」はとっっても高価な精油です!
10mlで2~3万といった中々のレベルですΣ(・□・;)!!
精油メーカーによって違いはありますが、通常、私が購入するメーカさんの場合、2mlで5000円半ばくらいのお値段です。
通常、精油1滴は0.05mlですので、2mlなら約40滴ですね。
1回に1滴~2滴使うので、2滴なら20回分ということになります。
20回分と考えると、さすがに毎日は無理でも、たま~に使ってみたいから、持っていようかな?という感じで手元に置いています。
いざ使うときには、「今日はいいもの使っているぞ!」という意味でも、気分がUPします(笑)
たまに奮発して、エステに行くとテンション上がる気持ちと一緒です♪
・・・が、そのような、とても高価な精油なので、ニセモノが多く出回っていますので、ご注意くださいね (><)
希釈されていたり、似た香りを付けてあったり・・・と、安いものには必ず理由があります。
安価なニセモノを買わないよう、信頼のおけるメーカーさんや、ちゃんと成分表が付いているか?を確認したり、値段の相場を把握しておきましょう!
本物を正しく利用することが、大切ですね♪
使用時の注意点
高濃度で使用すると、皮膚刺激がありますので、使用濃度や敏感肌の方はご注意ください。
また、妊娠中の方は利用を控えてくださいね。
パチュリ ~特徴と効果・効能~

土のような重く温かいオリエンタル調の香り インドでは衣類の香りづけとしても
パチュリは、土や墨汁を思わせるような、重い香りが特徴です。
今までご紹介してきた精油とは少しタイプの違う香りなので、好き・嫌いが分かれやすいかもしれないですね。
パチュリは東南アジア原産の植物で、虫除け効果もあるため、昔はインド産の織物などへの香りづけとして利用されていたそうです。
独特のオリエンタル調の香りは、当時、輸出先のヨーロッパで、珍しい香りとして、輸出品としての価値が高まったのですね。
そんな、オリエンタルチックなパチュリについて、詳しくみていきましょう!
気持ちがふわふわしがちなとき、頭で考えすぎて身体がついていかないときに
大地を思わせる、重くどっしりとした香りは、地に足をつけて生きること(グラウンディング)を助けてくれるので、このような時におすすめです。
- 気持ちがふわふわして、空想ばかりしてしまうとき
⇒地に足をつけて生活する大切さに気づき、現実をしっかりと見据える手助けをしてくれる - 頭を使いすぎて、心と身体がバラバラになっているとき
⇒心と身体のつながりを取り戻すことで、身体の声をしっかりと聞きながら、心と身体が調和した状態で生きる手助けをしてくれる
ダイエット、むくみや冷え対策にも
食欲を減退させる香りなので、ストレスで過食気味のときにおすすめです。
精神のバランス、食欲のバランスを穏やかに整えてくれます。
また、静脈やリンパの流れを刺激することで、体液の滞留を解消してくれる作用もあるので、余分な水分や老廃物を溜め込んでむくみがちな身体や、循環が適切に行われず、冷えを感じる場合にもおすすめですよ♪
スキンケアにも
皮膚の再生を促す作用と、保湿作用もあるので、スキンケアにも有効です。
ひび割れやあかぎれの他、ニキビや湿疹に悩む場合にも役立ってくれますよ。
私はこんな時に使っています

ダイエットといえば、「グレープフルーツ」と「パチュリ」です!
どちらも食欲をコントロールする手助けをしてくれますが、柑橘系と土のような香り、全く香りのタイプが異なる精油なので、季節や気分によって使い分けています。
「パチュリ」は独特の土の香りで、私も最初に香りを知ったときは、どちらかといえば、「あまり好きではないな ・・・」という印象でした。
でも、グラウンディング効果を意識して、何となく気持ちがふわふわして、現実逃避がちで、行動ができていないなと感じるときに、使ってみると、雨の日の土のような香りが、現実をはっと思い出させてくれて、自分の身体の中心に、意識がしっかりと戻ってきた印象がしました。
私の場合、パチュリのみの香りだと、普段は中々選びにくいので、ブレンドして使うことが多いです。
香水にお詳しい方は、聞いたことがあるかと思いますが、パチュリの香りは、「ベースノート」に分類されます。
なので、揮発性の高い、軽めの香りと合わせると、香りの効果を持続させてくれる効果もあるので、ブレンドにとても向いています。
甘い香りと合わせると、甘みを抑えてちょうどよいバランスにしてくれるので、「ラベンダー」などのお馴染みの精油はもちろん、「ベンゾイン」や「サンダルウッド」などとも相性バツグンです♪
「ベンゾイン」や「サンダルウッド」については、次回の「木・樹脂編」でご紹介しますね^^
使用時の注意点
香りの強い精油なので、少量で使用するようにしてください。
また、妊娠初期の方は利用を控えてくださいね。
(妊娠中期・後期の方も、体調には十分気をつけながら、使用するようにしてください。)
今回のまとめ
葉っぱ編は数が多かったですね。
①と②で、8つの精油のご紹介をさせていただきました。
有名な「ペパーミント」を始め、風邪対策におすすめの「ティートリー」や「ユーカリ」、むくみ対策といえば必ず候補にあがる「ジュニパーベリー」に「サイプレス」もありました。
そして、レモン3兄弟の次男「レモングラス」に三男「メリッサ(レモンバーム)」(ちなみに、一番上のお兄さんが「レモン」です。特に深い意味はないです^^;)
そして、通なあなたのための「パチュリ」ですね。
「パチュリ」をバツグンに使いこなしている方がいたら、それはもう私的にはリスペクトです(笑)。
でも、ブレンドする場合は、ベースとして、とってもいい仕事をしてくれますよ。
バンドだって、ベースがいると、サウンドに一回りも二回りも深みが出ますよね。そんなイメージで捉えて頂ければよいかな~と。
(アロマから急に音楽になっちゃいましたけど(;^ω^))
メインの作用が似ている精油もありますが、香りのタイプ、他の作用など、それぞれが特徴を持ち合わせていますので、その日の気持ちや体調と相談して、楽しく使い分けたり、混ぜ合わせてみてくださいね~