こんにちは、mioです。この記事では、サイプレス・ジュニパーベリー・メリッサ・パチュリの4つの精油について、香りの特徴と私の使い方をお伝えします。
すっきりした木の香りから、レモンのような甘い香り、土のような重い香りまで、葉や枝、実から採れる精油でも印象はばらばらです。気になる香りを見つける参考にしてくださいね。
ペパーミントやティートリーなどを紹介した、前回の「葉っぱ編①」もあわせてどうぞ。
サイプレス・ジュニパーベリー・メリッサ・パチュリの香りをひと目で比べる
4つの精油の香りのタイプと、香らせたい気分の日を並べると、次のようになります。
| 精油 | 香りのタイプ | こんな気分の日に |
|---|---|---|
| サイプレス | シャープですっきりした木の香り | 余計な力を抜いてひと息つきたい日 |
| ジュニパーベリー | ウッディに甘さと辛み、スモーキーさ | 立ち上がる元気がほしい日 |
| メリッサ | レモンに似た爽やかさと豊かな甘み | 心がすり減ったように感じる日 |
| パチュリ | 土を思わせる重く温かい香り | 気持ちがふわふわしている日 |
香りの感じ方は人それぞれなので、「私にはこう感じた」くらいの目安にしてもらえたらうれしいです。試すときは、ティッシュやアロマストーンに1〜2滴たらして近くに置くのが手軽ですよ。
サイプレス|森の中にいるような、すっきりした木の香り
サイプレスは、シャープですっきりとした木の香りの精油です。森林浴をしているような涼しさを感じる香りで、私は梅雨や夏によく使っています。

神聖な木として寺院や墓地に植えられてきた
サイプレスは糸杉のことで、古くから寺院や墓地に植えられ、神聖な木として大切にされてきたと伝えられています。
余計な力を抜いて、ひと息つきたい日に
サイプレスは、こんな気分の日に香らせてみるのもいいと思います。
- 余計な力を抜いて、ゼロに戻りたい日
- ジメジメした梅雨や蒸し暑い夏に、涼しげな香りがほしい日
私の使い方|夏は単品で、冬は甘い香りとブレンド
梅雨や夏は、サイプレスを単品で香らせるのが私の定番です。なんとなく気分まで重くなる蒸し暑い日も、涼しげな気分になれます。
反対に冬は、単品だとシャープさが少し寒く感じることも。そんなときはオレンジやカモミール・ローマンのような、甘くて温かみのある香りとブレンドしています。
ジュニパーベリー|甘さと辛みが混ざった、ジンの香りづけにも使われる香り
ジュニパーベリーは、ウッディな香りの中に少しの甘さとピリッとした辛み、燻製のようなスモーキーさもある精油です。名前のとおり葉ではなく実から採れる精油ですが、針葉樹の仲間なのでこの記事で紹介しますね。

お酒のジンの香りづけに使われている植物
ジュニパーベリーは、お酒のジンの香りづけに使われている植物です。ジンは知っていましたが、その香りがこの植物から来ているとは、アロマテラピーを勉強するまで知りませんでした。
言われてみれば、そんな感じがするような、しないような。ジンが好きな方は、香りを比べてみるのも楽しいと思います。
立ち上がる元気がほしい日や、寒い季節に
ジュニパーベリーは、こんな日に合わせやすい香りです。
- すぐに立ち上がる元気がほしい日
- 寒い時期に、温まる感じのする木の香りがほしい日
私の使い方|サイプレスとその日の気分で使い分ける
サイプレスとジュニパーベリーは、私の中では似た仲間の香りです。余計な力を抜いてゼロに戻したいときはサイプレス、すぐに立ち上がる元気がほしいときはジュニパーベリー、というイメージで使い分けています。
とはいえ、単純にその日の香りの好みで選んだり、2つをブレンドしたりすることも。結構気まぐれなんです。
リラックスしたくてアロマを使うのに、どれにしようか悩みすぎたら本末転倒ですよね。似た雰囲気で香りの違う精油を何本か持っておくと、レパートリーが増えて楽しい、くらいの気持ちで選べばいいと思います。
メリッサ(レモンバーム)|レモンに似た爽やかさと、やさしい甘さ
メリッサは「レモンバーム」という別名のとおり、レモンによく似た香りの精油です。爽やかさの中に豊かな甘みがあって、やさしい印象の香りですね。

同じレモン系でも、レモングラス・レモンとは印象が違う
レモン系の香りでも、メリッサはレモングラスやレモンより甘みが強いのが違いです。私が感じている3つの印象はこうです。
- レモングラス:レモンにグリーンが加わって、スッと爽やか
- メリッサ(レモンバーム):レモンに甘みが加わって、やさしく豊か
- レモン:果実のフレッシュさで、シャキッと爽快
受け取る印象は人によって違うと思うので、気になる方は自分がどう感じるか、ぜひかぎ比べてみてくださいね。
心がすり減ったように感じる日に
私は、ふだんの疲れにはレモンやレモングラスを使うことが多いです。メリッサを手に取るのは、忙しすぎて心がすり減ったように感じる日や、いやなことがあった日。甘くてまろやかな香りがほしくなります。
とても高価な精油なので、買う前にラベルを確かめたい
メリッサは高価な精油なので、買う前にラベルの表示を確かめると安心です。メーカーの公式通販では、1mlで6,600円というものがあります(税込・2026年10月13日時点)。※1
5mlで24,200円(税込・2026年10月13日時点)というメーカーもあり、1mlあたり5,000〜7,000円ほどが目安になります。※2
精油1滴は約0.05mlなので、1mlで約20滴。1回に2滴使うとして、10回分くらいです。毎日は使えませんが、ここぞという日に使うと「今日はいいものを使っているぞ」と気分が上がります。
高価な精油ほど、ほかの油で薄めたものや、似た香りを足したものが並んでいることもあります。同じ量でほかより極端に安いときは、ラベルに学名が書かれているか、「希釈」などの表示がないかを確かめてから選んでください。
パチュリ|雨の日の土のような、重く温かいオリエンタルな香り
パチュリは、土や墨を思わせる重い香りが特徴の精油です。今回の4つの中でもいちばん個性が強く、好き嫌いが分かれやすい香りかもしれません。

インドから運ばれた織物の香りとして知られた
パチュリは東南アジア原産の植物です。昔はインドから運ばれる織物に乾燥した葉が添えられ、移った独特の香りがヨーロッパで珍しがられたと伝えられています。
気持ちがふわふわしている日に、地に足がつく感覚を
正直、最初にかいだときは「あまり好きじゃないかも」と思った香りでした。でも、気持ちがふわふわして現実逃避しがちな日に使ってみると、雨の日の土のような香りに、はっと現実を思い出したんです。意識が自分の中心に戻ってきたように感じました。
私の使い方|単品より、ブレンドのベースに
パチュリだけの香りは普段は選びにくいので、私はブレンドして使うことが多いです。香りが長く残る「ベースノート」の精油なので、軽い香りと合わせると、香りが長く続きやすくなります。
甘い香りと合わせると甘さをほどよく抑えてくれるので、ラベンダーのほか、ベンゾインやサンダルウッドとも相性がいいと感じています。
精油を使う前に知っておきたい注意点
今回の4つに限らず、精油を楽しむときは次の点に気をつけてください。※3
- 原液を肌に直接つけない。肌に使うときは必ず薄める
- 飲んだり、食べものに入れたり、うがいに使ったりしない
- 妊娠中・授乳中は、芳香浴以外は医師や専門家に相談する
- 3歳未満の子どもには、芳香浴以外は行わない
- 病気の治療中や薬を飲んでいる方は、かかっている医療機関に相談する
- 体調に異変を感じたら、すぐに使うのをやめ、医療機関を受診する
精油によって、気をつけたい点はほかにもあります。初めての精油は、ボトルや説明書の使用上の注意も読んでから使ってください。
まとめ|4つの香りは、その日の気分で使い分けを楽しんで
4つの精油は、香りのタイプも使いどころも違います。
- 夏に単品で香らせたいなら、涼しげなサイプレス
- 寒い季節の木の香りなら、温まる感じのするジュニパーベリー
- 特別な日のご褒美には、甘くやさしいメリッサ
- ブレンドに深みを出したいなら、ベースになるパチュリ
その日の気持ちと相談しながら、使い分けたりブレンドしたりして楽しんでみてくださいね。パチュリと相性のいいベンゾインやサンダルウッドは、「木・樹脂編」で紹介しています。
出典:※1 生活の木「メリッサ(レモンバーム)精油」 ※2 プラナロム「レモンバーム」 ※3 日本アロマ環境協会「よくあるご質問(アロマテラピーに関するQ&A)」



