アロマの知識 PR

アロマテラピー検定は意味ない?1級合格からセラピストまで取った私の本音

アロマテラピー検定は意味ない?1級合格者の本音
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「アロマテラピー検定って、受けても意味ないのかな」。申し込みの前に、そんなふうに迷っていませんか?

  • 趣味で香りを楽しみたいなら、受ける意味は十分にある
  • 就職や収入アップにつながる資格を探しているなら、検定だけでは物足りない場面も

私(mio)は2014年にアロマテラピー検定1級に合格し、同じ年にアロマテラピーアドバイザーとインストラクター、2018年にアロマセラピストの資格を取りました。今もAEAJ(日本アロマ環境協会)の会員を続けています。

mio
mio
検定の先まで進んだ立場から、良かったことも物足りなかったことも正直にお話ししますね。

アロマテラピー検定が「意味ない」と言われる理由

民間の検定で、持っていないとできない仕事はない

アロマテラピー検定は、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)が実施している民間の検定です。国家資格ではありません。

アロマに関わる仕事をするときに、この検定の合格が必ず求められるわけでもありません。持っていなくても働ける以上、「取っても意味ない」と感じる人がいるのも自然だと思います。

就職や収入アップにはつながりにくい

私自身、検定を持っていたおかげで就職が有利になった、お金につながった、と感じたことはないんです。あくまで個人の趣味として楽しむ範囲の検定というのが、正直な実感です。

ただ、アロマを扱うショップでは話が変わることもあります。資格があると採用で優遇されたり、時給が上がったりする可能性はあって、私も「資格をお持ちの方は優遇します」と書かれたアロマショップの求人を見たことがあります。とはいえ公的な資格とはちがうので、どこまで評価されるかはお店によってさまざまです。

上位資格に進むと、毎年会費がかかる

検定に合格したあと、アロマテラピーアドバイザーなどの資格に進むには、AEAJの会員になる必要があります。私も会員を続けていますが、入会金が10,000円(初年度のみ)、年会費が毎年12,000円かかり、資格を持ち続けるには毎年の会員更新が欠かせません。

検定だけなら受験料と教材代で済みますが、その先に進むと毎年の出費が続きます。

1級に合格した私が感じた「取ってよかった」こと

一番よかったのは、精油の名前を見ただけで、どんな香りかだいたい想像できるようになったことです。

精油を選ぶとき、名前を見て「柑橘のさわやかな香り」「樹木の落ち着いた香り」と見当がつくので、選ぶのがぐっと楽になりました。

名前から香りを想像して精油を選ぶイメージ

また、検定の勉強では精油を安全に楽しむための基礎知識も、ひと通り学べます。AEAJも公式サイトの検定紹介で、おすすめしたい人の一つに「アロマテラピーを体系的に学びたい」を挙げています。

mio
mio
名前から香りが浮かぶようになると、精油選びがどんどん楽しくなりますよ♪

アロマテラピー検定を受ける意味がある人・ない人

受ける目的によって、検定の価値は大きく変わります。目的別に整理しました。

受ける目的 検定の意味
趣味で香りを楽しみたい◎ 精油が選びやすくなる
アロマを一通り学びたい◎ 公式テキストで基礎を体系的に学べる
アドバイザーやインストラクターに進みたい○ 1級合格が入口になる
就職・転職で有利にしたい△ アロマのお店では優遇されることも。評価はお店しだい
すぐ収入につなげたい△ 民間の検定で、なくても仕事はできる

実際に受けている人の理由も見てみます。AEAJの受験者アンケート(第48〜49回・回答3,407件)を見ると、受験の動機でいちばん多いのは「アロマテラピーの正しい知識を身に付けたいから」で21%。2位が「香りが好きだから」16%、3位が「アロマテラピーについてもっと知りたいから」14%でした。

受験者の業種でいちばん多いのは医療・福祉関連(23%)で、理容・美容・エステ関連(9%)が続きます。医療や美容の仕事をしている人も多い一方で、動機の上位は「知りたい・好き」。仕事のためというより、関心から受ける人が多い検定だとわかります。

上位資格まで進めば、自分でサロンを開くといった道も考えられます。お金のために取るより、香りの世界を深く知りたい人に向いている検定かなと思っています。

第55回アロマテラピー検定の日程と試験内容

次回は第55回で、申し込みは2026年10月30日から始まります。AEAJ公式の受験要項の内容を表にまとめました。

項目 第55回の内容
申し込み期間2026年10月30日(金)〜12月7日(月)
インターネットのみ
試験日2027年1月17日(日)
2級 10:45〜(30分)/1級 14:00〜(35分)
受験料(税込)1級・2級 各6,600円/併願 13,200円
受験方法インターネット試験(パソコンまたはスマートフォン)
問題選択式。2級55問・1級70問
合格基準正答率80%
香りテストなし(第52回から出題されていません)
受験資格制限なし。何級からでも受験できる
mio
mio
香りテストは2025年5月の第52回からなくなっています。以前の受験記で「香りの暗記が大変」と見かけても、今は気にしなくて大丈夫です。

ネット試験で気をつけたいこと

今のアロマテラピー検定は、自宅などからパソコンやスマートフォンで受けるインターネット試験です。会場に行かなくていいぶん、受ける場所は自分で整える必要があります。

  • 受ける場所は個室がおすすめ。公園やネットカフェ、レストランなどの公共スペースでは受験できない
  • 試験の前に、端末の充電と通信環境を確かめておく
  • 試験中にテキストやインターネットを見たり、人に聞いたりすると、不正として採点されない
  • 結果は試験が終わるとすぐ画面に表示される。第55回の認定証は2027年2月17日に発送予定

「オンラインならテキストを見ながら答えられるのでは」と思うかもしれませんが、試験中にテキストやネットを見たことがわかると、採点されません。自分の力で答える前提で準備しておくと安心です。

アロマテラピー検定1級と2級のちがい

2級と1級では、学ぶ範囲も問題の数も変わります。AEAJの出題範囲のページの内容を、比べやすく表にしました。

アロマテラピー検定の勉強をするイメージ
項目2級1級
問われる知識アロマテラピーを正しく暮らしに取り入れるための基本目的に合わせて精油を使い分け、暮らしに取り入れるための知識
出題範囲アロマテラピーの基本/精油のこと/安全性/実践/精油のプロフィール2級の範囲に加えて、アロマテラピーのメカニズム/ビューティ&ヘルスケア/歴史/関係する法律
覚える精油11種類30種類(2級の11種類+19種類)
問題数・時間55問・30分70問・35分

2級で覚えるのは次の11種類。お店でもよく見かける、なじみのある精油が中心です。

  • スイートオレンジ・レモン・ラベンダー・ゼラニウム
  • ローズ(アブソリュート)・ローズオットー・ローズマリー
  • ティートリー・ペパーミント・ユーカリ・フランキンセンス

1級ではここにイランイランやベルガモット、ネロリなど19種類が加わり、歴史や法律まで範囲が広がるのが大きなちがい。1級の範囲には2級の内容も含まれているので、1級の勉強をすれば2級の範囲も一緒に押さえられます。

いきなり1級でいい?独学で受かる?

2級を飛ばして1級から受けられる

アロマテラピー検定は何級からでも受験できます。私も2級は受けず、1級から受験しました。

アドバイザーに進むには1級の合格が条件なので、その先も考えているなら最初から1級を選ぶと遠回りになりません。2級と1級をまとめて受ける併願もありますが、受験料は倍の13,200円(税込)です。

合格率は約9割。むずかしすぎる試験ではない

AEAJのよくある質問によると、合格率は1級・2級とも約90%です。数字だけ見ると「ほとんど受かる」ように見えますが、合格ラインは正答率80%。1級なら70問中56問、2級なら55問中44問の正解が必要です。

ふだんアロマを楽しんでいる人でも、精油の名前と特徴、安全な使い方、1級なら歴史や法律まで、テキストで一度は体系的に覚え直すことになります。受かりやすい試験ではありますが、準備なしで受かる試験ではないと思っておくと安心です。

検定だけなら独学で合格できる

検定は独学で受けて合格しました。スクールに通ったのは、その先のインストラクターとセラピストを取るときです。検定だけが目的なら、独学でも挑戦できます。

独学で使う教材は、AEAJが出している公式テキストと公式問題集の2冊。今の版はどちらも2020年6月改訂版で、価格は公式テキストが2,640円、公式問題集が1,430円(税込)です。

クリックすると楽天の商品ページに移動します

クリックすると楽天の商品ページに移動します

社会人の私がやった独学の進め方

当時の私は社会人で、仕事から帰ったあとや休日の合間に、少しずつ勉強していました。検定の範囲はそこまで多くはありません。それでも限られた時間の中では、どうやって効率よく覚えるかが大切だと感じました。

私が受けたころは、まだ香りテストがある時代。香りは記憶に直結しているので、精油の香りを嗅ぎながら、その精油の知識をセットで覚えていきました。

そして一通り覚えたら、何周も繰り返して定着させる。よくある方法ですが、私もこのやり方で覚えました。

香りも一緒に体験しながら覚える

今は香りテストがなくなりましたが、それでも私は、香りも一緒に体験しながら覚えるのがおすすめだと思っています。「こんな香りだったな」というところから、その精油の特徴を思い出せるからです。試験勉強のためというより、楽しみながら知識を増やしていく気持ちで香りにふれてみてください。

精油は、同じ名前でもメーカーによって香りがかなりちがいます。同じラベンダーでも、メーカーが変わると香りがまるでちがうと感じることがあるんです。

スクールに通っていたころは、「ラベンダーはこのメーカーが好き」「ミントならこのメーカー」という話をよくしていました。私にもお気に入りのメーカーがあって、香りによってメーカーを使い分けることもあります。

ただ、試験のために香りを覚えるなら、まずは基本に忠実なベーシックなメーカーの精油がいいかなと思っています。香りテストがあったころは、生活の木から検定用の精油セットが出ていました。今も検定の範囲に合わせた入門セットがあり、3つのセットで1級の30種類がすべてそろうんです。

クリックすると楽天の商品ページに移動します

セット入っている精油価格
入門セットC
(2級対応)
フランキンセンス、スイートオレンジ、ゼラニウム、ティートリー、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズマリー、ローズ(アブソリュート)の10種2,200円
入門セットA
(1級対応)
クラリセージ、グレープフルーツ、イランイラン、ジュニパーベリー、ベルガモット、スイートマージョラム、レモングラス、サンダルウッド、ネロリ、ローマンカモミールの10種3,300円
入門セットB
(1級対応)
サイプレス、パチュリ、ブラックペッパー、ベチバー、ベンゾイン、ローズオットー、ジャーマンカモミール、ジャスミン、ミルラ、メリッサの10種4,400円

※価格は楽天の生活の木公式店の税込価格(2026年10月時点)です。

いきなり1級を受けるなら、A・B・Cの3つで30種類がすべてそろいます。2級だけなら、セットCで11種類のうち10種類が手に入ります(残りのローズオットーはセットBに入っています)。

まずはここからスタートして、慣れてきたらいろいろなメーカーを試し、自分好みの香りを見つけていくのが私のおすすめです。ナチュラスサイコスの精油も、私が使ってレビューを書いています。

ひとりで続ける自信がなければスクールも選べる

AEAJ認定スクールには、検定の勉強とアドバイザー認定講習会をまとめて受けられる「アロマテラピー検定対応コース」もあるんです。

ひとりだと勉強が続かない人、先生に質問しながら進めたい人、実際に香りを嗅ぎながら覚えたい人には、こうしたコースも選択肢のひとつ。ただ費用は独学より上がるので、検定だけが目的なら、まず公式テキストで独学してみて、物足りなければスクールを考える順番でも遅くないと思います。

検定の先にある資格と、かかるお金

1級に合格すると、次はアロマテラピーアドバイザーに進めます。その先にあるのが、インストラクターやセラピストといった資格です。

アドバイザーになるには、1級合格に加えて、AEAJへの入会とアドバイザー認定講習会の受講が求められます。私も1級に合格したあと、この流れでアドバイザーを取りました。今かかるアドバイザー取得の費用は次のとおりです。

費用 金額
AEAJ入会金10,000円(初年度のみ)
AEAJ年会費12,000円(毎年)
※10月1日以降の後期入会は初年度6,000円(入会金と合わせて16,000円)
認定講習会の受講料5,236円(税込)+教材費
資格登録認定料10,450円(税込)

アドバイザー以上の資格は、会員を更新し続けることが条件です。私は今も年会費を払って会員を続けています。検定で止めるか先へ進むかは、毎年の会費を払ってでも学び続けたいかで決めると、後悔が少ないと思います。

mio
mio
検定に受かってから、上位資格に進むかゆっくり考えても遅くありません。まずは1級で、香りの基礎を楽しんでみてくださいね。

アロマテラピー検定のよくある質問

アロマテラピー検定は国家資格ですか?

国家資格ではありません。公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)が実施する民間の検定です。

履歴書に書けますか?

合格した検定として書くことはできます。ただ、評価されるかどうかは応募先の仕事内容によります。アロマや香りに関わる職場以外では、大きな加点は期待しないほうが気持ちが楽です。

試験は年に何回ありますか?

AEAJのよくある質問では、年2回(例年5月と11月)の実施と案内されています。ただし第55回は2027年1月17日と、例年と時期が異なります。次の回の日程はAEAJの資格スケジュールで確かめてください。

合格したら、すぐAEAJに入会しないといけませんか?

入会しなくても大丈夫です。入会が必要になるのは、アロマテラピーアドバイザーを取る段階からです。検定に合格して、上位資格に進むかはあとからゆっくり決められます。

合格に有効期限はありますか?

ありません。アロマテラピー検定は終身資格なので、一度合格すれば更新の手続きも会費も不要。毎年の会費がかかるのは、アドバイザーなどの上位資格を持ち続けるときになります。

まとめ

  • 趣味で香りを楽しむなら、精油の名前と香りの見当がついて選ぶのが楽になる
  • 就職や収入に直結させたいなら、検定だけでは物足りない
  • 第55回は申し込みが2026年10月30日〜12月7日、試験が2027年1月17日
  • 何級からでも受験でき、香りテストもなくなった
  • 合格率は約9割だが合格ラインは正答率80%。一度合格すれば一生有効
  • 独学なら公式テキストと公式問題集の2冊が基本

受けるか迷っているなら、公式テキストをめくってみて、楽しく読めそうか確かめてみるのも一つの方法です。読んでいてわくわくするなら、受けてよかったと思える検定になるはずです。

アロマをこれから始める方は、基本と始め方をまとめた記事もどうぞ。