100円ショップで見つけた、小さなびんのアロマオイル。「安いけど、使って大丈夫?」「危険って聞いたけど本当?」と気になっていませんか?
- 香りを楽しむだけなら、表示どおりアロマストーンなどに垂らして使えばOK
- 肌につける・手作りコスメには使わない
- アロマディフューザーや加湿器は、取扱説明書で使えるとあるときだけ
私(mio)はアロマテラピーインストラクターとアロマセラピストの資格を持っています。この記事では、100均のアロマオイルの成分表示を見ながら、精油とのちがいと、安心して楽しむ使い方をお伝えしますね。
100均のアロマオイルは危険?香りを楽しむだけなら大丈夫
100均のアロマオイルは、香りを楽しむために使うぶんには、こわがりすぎなくて大丈夫です。気をつけたいのは、肌につけるときと、ディフューザーなどの機械に入れるときの2つです。

香りを楽しむだけなら、表示どおりの使い方でOK
香りを楽しむだけなら、パッケージに書かれた使い方を守れば大丈夫だと思います。たとえばダイソーの110円のアロマオイルには、「アロマストーンやポプリに数滴たらしてください。」と使い方が書かれています。※1
アロマストーンに垂らして机の上や玄関に置いておくような、気軽な楽しみ方が向いています。
肌につける・手作りコスメには使わない
100均のアロマオイルは、肌につけたり、手作りの化粧品やマッサージオイルに混ぜたりしないでください。表示にあるのは、アロマストーンやポプリに垂らす使い方だけだからです。
肌に使いたいときは精油を選び、薄めて使います。精油の選び方は、このあと説明しますね。
ディフューザー・加湿器に入れる前に、取扱説明書を見る
アロマディフューザーや加湿器に入れるときは、先に取扱説明書で使えるオイルを確かめてください。精油しか使えない機種もあるからです。
たとえば精油を水に垂らして使う超音波式ディフューザーの取扱説明書には、天然100%の精油を使うように書かれています。香水や合成香料を含むアロマオイルは、故障の原因になるので使わないように、とも書かれています。※2
加湿器にアロマを使っていいか迷ったら、こちらも参考にしてくださいね。
100均のアロマオイルの成分表示を見ると、精油とのちがいがわかる
110円のアロマオイルは水と香料が中心で、植物からとった精油とは別のものです。ちがいは、パッケージの材質(成分)の欄を見るとわかります。110円のアロマオイルと、550円の「ヒノキピュアエッセンシャルオイル」の表示を並べると、次のとおりです。
| 商品 | 材質 | 書かれている使い方 |
|---|---|---|
| アロマオイル 10mL・税込110円 | 水、界面活性剤、香料、エタノール、防腐剤 | アロマストーンやポプリに数滴たらす |
| ヒノキピュアエッセンシャルオイル イランイラン 4mL・税込550円 | ヒノキオイル、イランイラン(100%精油と表示) | 垂らして楽しむ(肌に塗らない) |
※2026年10月18日にダイソーネットストアの商品ページで確認した表示です。
110円のアロマオイルは、材質のいちばん先が「水」で、香りは「香料」
110円のアロマオイルは、材質のいちばん最初に「水」があり、香りのもとは「香料」と書かれています。植物からとった精油とは書かれていません。
精油は、植物の花や葉、果皮などから取り出した天然の素材です。※3
「アロマオイル」という名前でも、精油ではない製品もあります。※4
表示からは、この「香料」が合成のものかどうかまではわかりません。それでも、精油とは別のものと考えておくと、使い分けで迷わずにすみます。
エタノール入りなので、肌が弱い人は手につかないように
110円のアロマオイルにはエタノール(アルコール)も入っています。肌が弱い人やアルコールが肌に合わない人は、垂らすときに手につかないようにしてくださいね。
ほかにも水や界面活性剤(水と油をなじませる成分)、防腐剤など、精油には入っていないものが含まれています。精油を使うように書かれたディフューザーには、入れないでおきましょう。
100円ショップに精油も置いてある(ただし550円)
100円ショップにも、「100%精油」と書かれた商品が置いてあります。ただし値段は110円ではなく550円で、110円のアロマオイルとは別の商品です。
見分けるときは、商品名よりも材質の欄を見るのが確実です。ほかの100円ショップの商品も、同じように材質の欄で見分けられます。
550円のヒノキピュアエッセンシャルオイルは、名前のとおり、商品ページにも「100%精油」と表示されています。※5
ただ、材質の欄は「ヒノキオイル、イランイラン」なので、イランイランのほかに、ヒノキの精油も入っていることがわかります。
注意書きには「肌に塗らないでください。」「内服や点眼はしないでください。」とあり、垂らして香りを楽しむための商品です。
ディフューザーに使えるかは、ディフューザーの取扱説明書で確かめてくださいね。
肌に使いたい・ディフューザーで楽しみたいなら、精油を選ぶ
肌に使いたいときや、ディフューザーで香りを広げたいときは、精油を選びます。選ぶときは、遮光ビン(光を通しにくい色のついたガラスびん)に入っているか、製品の情報や使用上の注意が書かれているかを見ておくと安心です。

精油も、肌に使うときは薄める
精油でも、原液のまま肌につけると刺激が強いので、薄めて使います。※6
目安は、ホホバオイルなどの植物油20mLに精油1〜4滴(顔に使うときは2滴まで)です。精油1滴は約0.05mLなので、4滴で約1%、2滴で約0.5%になります。※7
ただし、精油でも注意書きに「肌に塗らないでください」とある商品は、肌に使わないでくださいね。
飲んだり、目に入れたりもしないでくださいね。火を使うキッチンなどでは気をつけて、小さな子どもやペットの手の届かない場所に置いておきましょう。
いろいろな香りを試したくなったら、精油の入門セットから
100均のアロマオイルで香りを楽しむうちに、精油でもっといろいろな香りを試したくなったら、入門セットから始めるのがおすすめです。少しずつ何種類も入っているので、自分の好きな香りを見つけやすいと思います。
精油は、同じ名前でもメーカーによって香りがかなり違います。私もお気に入りのメーカーがありつつ、香りによってメーカーを変えています。まずは基本のセットで好きな香りを見つけて、それからいろいろなメーカーを試していくと楽しいですよ。
生活の木の「エッセンシャルオイル入門セットC」は、スイートオレンジやペパーミント、ラベンダーなど、定番の香りの精油が10種類入ったセットです。
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私は家の超音波式ディフューザーで、まず1滴から入れています。少し物足りないときは、2〜3滴にすることもあります。
ベンゾインのように粘りけの強い精油や、色のついた精油は、タンクにベタつきや色が残りやすいので、ディフューザーにはあまりおすすめしません。
精油がどんなものか、もう少し知りたい方はこちらもどうぞ。
まとめ
100均のアロマオイルが危険かどうかは、使い方しだいです。
- 香りを楽しむだけなら、表示どおりアロマストーンなどに垂らして使う
- 肌につける・手作りコスメには使わない
- ディフューザー・加湿器は、取扱説明書で使えるオイルを確かめる
- 精油かどうかは、商品名より材質の欄で見分ける
気軽に香りを楽しむなら100均のアロマオイル、肌に使ったりディフューザーで香らせたりするなら精油。使い分ければ、どちらも安心して楽しめると思います。
※商品の材質と価格は、2026年10月18日にダイソーネットストアで確認した内容です。
出典:※1 ダイソーネットストア「アロマオイル(レモン)」 ※2 無印良品「うるおいアロマディフューザー(MJ-UAD1)取扱説明書」(PDF) ※3 日本アロマ環境協会「精油とは」 ※4 日本アロマ環境協会「精油の正しい選び方」 ※5 ダイソーネットストア「ヒノキピュアエッセンシャルオイル イランイラン」 ※6 日本アロマ環境協会「安全に楽しむために」 ※7 日本アロマ環境協会「自分でできるアロマテラピートリートメント」(PDF)





